YouTube中毒
僕はYouTube中毒である。
はじめてYouTubeを見たのは中学2年生の時だった。当時Perfumeにハマっていた僕は買ってもらったスマホでMVを見続けていた。
幸いなことに、家にWi-Fiがなかったので通信制限になると見られなくなったし、部活もしっかりやっていたので動画を見すぎるなんてことはなかった。
むしろ、うまく娯楽として利用できていたように思える。
中学生の自分はこれから自分がYouTubeという名のドラッグに染まっていくことなど夢にも思わなかった。
高校生になった。僕は部活には入らなかった。
今まで放課後、土日のほとんどを部活に費やしていた僕に膨大な量の時間ができた。
さて、なにをするか。
そうだ、YouTubeを見よう。
僕は来る日も来る日も動画を見続けた。やめられないのだ。
wi-fiはばっちりである。
これを読んでいる人の中には「わかる!」と共感してくれる人もいるかもしれないが、多くの人は「おまえは一体、何をそんなに見ているんだ?」と疑問に思うだろう。
正直にいうと何も覚えていない。これが恐ろしいのだ。
あんなに長い時間動画を見続けていたのに一つも記憶に残っていない。
しかも、YouTubeしか見ていないので成績は悪いし、運動をしないので体重は10kgも増えた。親との会話もほとんどしなくなった。リビングにはつまらないテレビがながれているのですぐに部屋に戻り、都合の良い動画を見続ける。放課後、土日遊ぶような友達などいない。
ちなみに高校三年生の春に受験で失敗するまでYouTubeを見ることを僕はやめなかった。
勢いで書き続けてきたが何が言いたいかというとこれを読んだ人には僕のようになってほしくないということである。
ぜひ、人とコミュニケーションを取ったり本を読んだり運動したり何かを作ったりいろんなことをやってみてほしいと若い人に伝えたい。
ちなみにこの文章もYouTubeを見ながら書いている。